「みんなのシストレ」のストラテジーごとの投資数量の設定と保有ポジション数についての解説です。
投資数量(Lot)=取引上限額ではないので、初めてセレクトする際は特に注意が必要です。
投資Lot数の設定について
ストラテジーを運用する際は、各ストラテジーごとに投資数量を設定します。
投資数量は0.1~100Lotの間で設定することができます。
ストラテジーは複数のポジションを持つ場合がある
この「投資数量」のLot数は、ストラテジーごとに許容した投資上限額ではなく、1ポジションにつき何Lot投資するかという設定です。
ストラテジーは複数のポジションを保有することがあり、その時はセレクターも同じ数のポジションを保有します。このポジションごとのLot数の設定が「投資数量」です。
発注時に証拠金使用率が90%を上回る場合は取引は行われませんが、それまではセレクトしたストラテジーの裁量に合わせた数のポジションを保有することになります。
ストラテジーが自動売買プログラムの場合は、詳細画面の「投資情報」ボタンから最大保有ポジション数を確認できます。
個人・法人トレーダーの取引状況には注意を払いましょう
複数ポジションを持つことの多い個人トレーダーをセレクトする際は想定通りに行かないことがあるかもしれません。
画像はある時点での運用状況です。
同じストラテジー(個人トレーダー)が7つのポジションを同時保有しています。
このストラテジーに対しては投資数量を0.1Lotに設定していますので、現在こちらでは合計0.7Lotを投資していることになります。
この時はほとんどが含み損を抱えていました。
複数ポジション所有時は、思惑通りに値が動けばより多くの利益を得ることができますが、もし値が戻らなければ損失がいっそう膨らむことになります。
ストラテジーのセレクトの際は取引傾向にも注意する必要があります。
各ストラテジーのポジション保有数の傾向を見る
各ストラテジーがどのようなポジションのとり方をしているかは、ストラテジー詳細画面の一番下の「取引履歴を見る」から確認すると分かりやすいです。
初期値では1週間の履歴の表示になっています。
「From」欄からもっと前の日付にすると長い期間の履歴を一覧表示できます。
履歴一覧から「新規」と「決済」取引の頻度などを見ることでポジション保有の傾向を伺うことができます。
万が一の場合に備える「リスクコントロール設定」
セレクトする・セレクトしているストラテジーごとの投資数量設定画面では、合計損失の許容額を決める「リスクコントロール」の設定も行えます。
裁量取引における「損切り」のような機能です。
リスクコントロールが有効である場合、ストラテジーごとにあらかじめ設定した損失額に達した時点で保有ポジションが自動的に決済され、セレクトが解除されます。
リスクコントロールによって解除されたセレクトは、手動でセレクトし直すことで復帰させることができます。